さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

落語

腸捻転起こすくらい笑えたのが、『諸君!』の最新号の冒頭反共座談会。桜井とか中西とかなんですけど、最初から最後まで言っているのは、リベラル派(左派)は正しい、ってそれだけなんですよ。世の中の動きはすべて共産主義の陰謀によって説明できるという信念のもと怪しげな座談会が進行するんですが、彼等が危機感を語れば語るほどに逆に「共産主義という妖怪」という言葉で表される大衆の前進がますますリアルだってことを(彼等の意図とは逆に)読み手に確信されてしまう。北一輝が国家主義でなくてボルシェビストで共産主義者で、彼を信奉する岸信介もそうで、アメリカも日本も自民党もその中枢に左翼が浸透しているという、ますます危機だという左翼の一部と共通する悲壮感漂う莫迦話は、もっとも愚劣な形で、歴史の進歩を示しているんです。つまり国家主義右翼の存在は、社会の進歩をいわばネガフィルムのなかで逆さまに表している。世界の進歩に自信を持ってしまいました。右翼さんがんばってください。

千葉補選の民主党勝利を、わざわざ中国の陰謀だと論じるおばかさんもいましたが、自民党であれ民主党であれ、考える大衆に即して定着するものはすべて進歩でございます。ですから小泉批判する小沢さんに私は激しく期待するのです。
by kamiyam_y | 2006-05-11 22:35 | 資本主義System(資本論)