さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

続・三丁目食堂

▽ ただの補足です。北海道新聞の記事の続きの紹介。

「追跡『三丁目食堂』」の㊥が5月1日(16版32面)に、㊦が2日(16版32面)に掲載されました。

とくに㊥を読むと、どうも経営者は少なくとも最初は善意だった可能性がありそうです。その後売上が悪化し、給与も支払われず年金も経営者が懐に入れる状態が定着した模様。

疑似家族や家族同然という思い込みがここでは搾取の強化をもたらすのか。記事によると、「四人で月額二十万を超える年金や、札幌市から受けていた年間二百万円以上の障害者生活寮運営費補助」で経営を支えていたといいます。ひでえな。

「知的障害者更生施設の関係者は『面倒を見てやっている、いいことをしてやっているという意識。そこに権利侵害を生む土壌がある』と話す」と記事は締めくくられています。共同体的家族的温情は人身的隷属といわば表裏一体というべきであって、それは個人の人権にかわるものではない。いい締めくくりだとおもいました。

こういう経営者をあてにせざるをえないというのが、雇用と教育の体制の不十分さを物語っていますね。

▽ 今日の北海道新聞では、「記者の視点」(5面)がわりと面白いかな。「靖国」上映を巡って、記者の稲塚寛子氏が、政治家による公開前の試写要請とそれに応えた文化庁を批判。憲法学者鈴木秀美氏らの見解を紹介しながら、《表現の自由》を考察。
 また、この騒動の論評としては、『論座』6月号の特集「『映画 靖国』騒動への疑問」での内田樹の文章が面白い。

▽ NHK特集の「日本国憲法誕生」も勉強になりましたけど、省略。
by kamiyam_y | 2008-05-05 22:08 | Comments(0)