さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

道人事委員会裁決

9月21日の東京地裁判決は、君が代強制の人権侵害的性格をみとめたまともな判決でした。特定の教育委員会による教職員に対する強圧的な処分(参照12東京新聞)は、人権という憲法・教育基本法の基本精神に即して不当です。
教育基本法
第2条 教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実際生活に即し、自発的精神を養い、自他の敬愛と協力によって、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。

自由な文化、教育の発展にとって、思想・信条の自由、表現の自由、学問の自由こそが人権にのっとって公共性を担保するのであって、権力による介入は、人権を抑圧する公共性にほかなりません。

今回、北海道倶知安町(Wikipedia)でも、これまた良識を示す裁決が行われました。全国的にも大きな意味があることなので、紹介します。

懲戒戒告処分を道教委から受けた教諭が求めた審査請求で、道人事委員会が、処分取り消しの裁決を出し、その裁決のなかで、君が代強制は「思想、良心の不当な侵害と解される」という判断を示したのだそうです。さらに、指導要領の条項の法的拘束力も否定する見方を提示。

あんころブログ: 北海道で「日の丸・君が代」処分取り消しの勝利裁決!

北海道新聞 社会
北海道新聞 社説

子どもの権利条約にも触れているようで、教育の民主的運営という点からしても処分乱発は後進的。

ちなみに、「裁定」という言葉は、こんなふうに使います。→ 過去のニュース - 明るい警察を実現する全国ネットワーク→[06/6/7]。
by kamiyam_y | 2006-10-24 21:11 | 民主主義と日本社会 | Trackback | Comments(0)
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