さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

国境を越える人権 強制労働に対して

地球経済は確かに断片化し、人権の発展も生産の発展も不均等というほかはないようにみえる。

世界・国際労働機関、強制労働改善を政府に要求(janjan)によると、軍事政権が行っている強制労働に対してILOが「強制労働取り締まり法の制定を求める決議を採択した」という。軍部によるこの徴用は、国家権力による奴隷労働の使用に等しい。人格的自由を否定された強制労働なのだから。

ここで不均等というのは、人格的隷属として、前近代的共同体的関係として階級社会の本質がこのように現れている地方が存在しつつ、他方では、人格的自由を社会のタテマエとしながらも労働が強制連関におかれている発展した資本主義が存在している、という意味を含む。

記事にいう強制労働だけが強制労働なのではないけれども、法律上も強制労働としてあらわれる強制労働は、民主主義以前的な野蛮な生産体制が取る姿であって、発展した資本主義によって解体されるべき関係にほかならない。

紛争地域では、政府軍、反政府軍を問わず、軍隊が、子供を連れ去って兵士にしている現状がある。子供を労働力として、しかも最も非人間的な方法で労働力として使用している現状がある(Amnesty International-wfsection-子ども兵士)。

この紛争地帯に武器を売っているのはどこの資本であろうか。私たちの外にあるかぎり、どんな悲惨な現実も私たちの現実ではないが、地球的な生産の連鎖の中でこの現実があるならば、それは私たちが超えるべき現実である。紛争を再生産する地球的連関を私たちは制御できていない。

子供兵の存在は、人間性に対する犯罪として理解されるだけではなく、今日では、国際的な連帯において問題とされている。その程度には人間社会は未熟ではなく、断片化を乗り越える力が作用していると考えるべきだろう。

他に参照:Amnesty International-ビルマ(ミャンマー):強制労働の使用とそれに抗議する人の処罰を止めよ - 国際事務局 - ニュース
by kamiyam_y | 2006-06-30 21:43 | 現代グローバリゼーション | Trackback | Comments(0)
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