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「弁当の日」というバッシング/六ヶ所村

「弁当の日」決議案議員にみる想像力のなさ

朝日新聞5/14(日)に埼玉県鷲宮町のトンデモ決議「弁当の日」が紹介されていました(平山亜理「弁当で家庭の『格差』見える?」)。

鷲宮町の子育てを守る会 - 埼玉県北葛飾…によれば、この案、何のリサーチもなく、議員の個人的な見解からなされただけじゃないですか。つまりただの思いつき、もしくは思いこみです。案に賛成したのも、「平成会」という与党の議員だけだそう。

朝日の記事は、「提出した栗原昭文議員(74)は『昔は母親が朝4時に起き、かまどで御飯をたいた。給食がなければ母親も弁当を作らざるをえなくなり、子供も親のありがたみが分かるようになる』と話す」と伝えています。

自分の個人的な過去の体験を美化して一般化して、人に押しつけようとするのだからめっちゃ始末が悪いです。母親が怠けている、それが社会を悪くした、とでも言いたげな押しつけがましい説教です。独善的です。もちろん自慢や他人への攻撃をふくんだ偽善でもあります。社会問題を母親の自己責任に解消する愚かな信念の見本みたいでもあります。

こういう決議に賛同するご立派な母親は、働く母親がノイローゼになって家庭崩壊してもそれは「自己責任」で弱い親とでもいうんでしょうかね。若い母親を道徳的に批判することに自分のアイデンティティを見いだす人なんでしょうね、きっと。

母親のいない子供、母親が病気の子供、いろいろいるんだぜ。この議員は、貧しい家庭の子供には友達がおかずをあげればいいとまで言っています。どういう社会に生きている人なんでしょうか、この議員。想像力なさすぎです。

「食育」というならそれこそ学校教育の現場でどの子供にも食べさせるほうがよく、給食の文化的・栄養学的なレベルアップこそ必要です。子供は社会の宝ですから、食事につかう税金くらいあるでしょうって。

六ヶ所村

15日のこれまた朝日ですが、六ヶ所村の分裂を扱った記事で、ほんのわずかに六カ所再処理工場の事故に触れられていました(「提訴16年、反対派先細り」)。
by kamiyam_y | 2006-05-15 23:44 | 民主主義と日本社会 | Trackback | Comments(4)
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Commented by washimiya at 2006-05-16 11:02 x
「鷲宮町の子育てを守る会」サイト運営担当のwashimiyaです。
サイトへのアクセス&コメントの書き込みありがとうございます。
こちらのサイトも拝見させていただきました。「よくぞ言ってくれました」という感じで、爽快です。
ところで、こちらのURLを私達のサイトのBBSにリンクをはらせてもらってもよろしいでしょうか。できるだけ多くの方にご紹介したいもので・・・よろしくお願いします。
Commented by kamiyam_y at 2006-05-16 12:37
こんにちは。いろんな家庭の事情を配慮することこそ、子育てにとって大事なはずなのに(笑)。少しでもお役に立てれば嬉しいので、リンクはご自由にどうぞ。もしよろしければ、多くの方が更新チェックしやすいように、こちらでもブックマーク欄に御サイトを追加させていただいてもいいでしょうか。
Commented by washimiya at 2006-05-17 14:26 x
ありがとうございます。こちらのサイトもリンクフリーです。
よろしくお願いします。
Commented by kamiyam_y at 2006-05-18 00:20
こちらこそどうもありがとうございます! すごくおおきな重要な意味のある問題だと思いますから、がんばってください。今後とも宜しくお願いします。