さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

集団的な迷信より経済を

経済同友会が文書で小泉首相の靖国参拝を批判しています(今後の日中関係への提言-日中両国政府へのメッセージ-:経済同友会)。これに対して、首相が言い放った一言は、「商売と政治は別」(Excite エキサイト : 主要ニュース)。

このフレーズは、「民でできることは民で」という彼の薄っぺらで単純な宣伝文句と矛盾しています。ここでいう「民」の実態は働く大衆ではなく「経済団体」のことですから、彼の政治こそは商売に付属する政治のはずです。

商売から離れた集団幻想に振動するのも、海外には「民のことは民で」といって創りだせる官僚の天下り先がないからなのでしょうか。この幻想に拘って、倒したい派閥があるのでしょうかねえ。こうした集団幻想よりももちろん、地球規模の資本の運動の方に、働く大衆の普遍的なものが逆立ちした形で詰っています。迷信より経済を、経済より大衆をという歴史の方向を見れば、とりあえず同友会の主張の方が(提案すべてに賛同できるわけではないけれど)進歩的。経済の利益以前に参拝は憲法違反なので正当性がないことはいうまでもありません。
by kamiyam_y | 2006-05-11 10:52 | 現代グローバリゼーション | Trackback | Comments(0)
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