さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

アベノミクスの行方

15回も会っていて信じられないよな。前川氏と総理=首相補佐官とウソをついているのはどっちかな。

さて、合衆国のイエレンFRB(連邦準備制度理事会)議長が資産の縮小を打ち出し、ECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁も緩和縮小の方向を発表し、リーマンショック後の金融緩和の流れからの出口を探る動きが欧米で模索されつつあります。

記事にあるとおり、マネーの急激な移動による混乱を避けるため、慎重に進めていく必要があります。日本銀行はどうなんでしょう。キャリートレードやサムライ債の反省の上に国際的に歩調を合わせなければいかんでしょうし。

で、日銀総裁は6度目の目標実現の延期を表明。6度目の敗北ですね。いい加減敗北宣言すべし。

東京新聞の21日朝刊の一面記事の見出しがずばり「アベノミクス限界」でした。

日銀が国債を大量に買い続け、市中銀行の日銀当座預金残高を増やしても、その一部にマイナス金利を課しても、貨幣量が価格を規定するという考えがそもそも倒錯しているので失敗しつづけるでしょう。

経済は「心理」の問題じゃないっちゅうに。

金融政策で資本主義の基本的諸法則を止揚することはできません。

財務省のサイトから「平成29年度末(見込)の国債・借入金残高の種類別内訳」を見てみましょう。

2017年度末(見込)の内国債の発行残高は965兆円。GDP2年分ですね。日銀の「営業毎旬報告」もチェックしておきます。

すごいなあ~。日銀の資産の膨れ方。2017年7月10日現在で428兆円の国債を保有し、総資産は503兆円。政府が国家紙幣を直接発行するのではなく中央銀行が銀行券発券を独占し中立的に金融政策を行うという建前を破って、政府が日銀を国債発行のための国債発行の、財政赤字のための財政赤字のツールに利用している実態がうかがえるように思えます。

by kamiyam_y | 2017-07-25 23:09