さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

無罪再審

今朝の新聞でとくに丁寧に読んだのは、道警のおとり捜査の犠牲になったナバショーラフ氏の無罪確定の報道でした。拳銃を挙げよという組織の命令のもとで実行されたおとり捜査によって逮捕され、服役までさせられ人生の大切な時間と名誉を奪われ、97年11月から19年を経ての再審無罪判決、よかったです。権力における組織の病理は個人の人生をおしつぶす威力。

UHBのニュース。テレビ番組を見たのは久しぶり。テレビを持っていないので。
ホッカイドウニュース:UHB北海道文化放送

地元北海道新聞が一番詳しかったように思いますが、WEB版はあっさりしていて、紙媒体の方が図もあって充実していました。

『毎日新聞』は、再審開始を導く証言をした稲葉元警部補に取材しています(2017年3月8日13版北海道、29面)

最後の段落に「当時を知る人は葛藤を抱えている」とありますが、関わった人たちは組織の力に服し違法な捜査に手を染め、罪なき人を生け贄にしたのですから、内面において引き裂かれ、罪悪感と「葛藤」に苦しまされましょう、まともな人なら。続けて、稲葉氏は「逮捕」はされたが、「ある意味で幸運だった」と振り返っています。不正を暴露し、いわば赦しを与えられこの「葛藤」から解放されたのですからね。

by kamiyam_y | 2017-03-08 23:25