さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

International Civilized People versus Uncivilized Prime Minister 12

21日発売のSEALDs『SEALDs 民主主義ってこれだ!』 、Amazonでベストセラー1位で在庫切れになってましたね。私は予約してたので手に入りますが。
SEALDs 民主主義ってこれだ! - 株式会社 大月書店

安保法/戦争法から国民の目をそらすために安倍が使い出した「一億総活躍社会」なる標語は、それによって実態を粉飾しようとする努力にもかかわらず、それが言うまでもなくただのコピー文句で無内容にすぎないことが誰からも見抜かれています。10月14日の『琉球新報』に掲載された西谷修「『一億総活躍の虚妄」は、この実態を「ブラック国家」と呼んでいます。基準値引き上げによって避難住民を福島に戻して原発事故を社会的視界から隔離しようとし、大企業のために労働者を犠牲する安倍政権がつくろうとする国は、「ブラック企業」に相関する「ブラック国家」と呼ぶにふさわしい。道民の方なら、『北海道新聞』の19日の夕刊でも読めます(タイトルや小見出しに変更がされていますが、中身は同じ)ので、一読を。

米軍空母ではしゃいでまともな国民からバカ扱いされている安倍が慕う祖父岸信介が、戦犯被疑者でありながら巣鴨から放免され、米国から資金提供を受け活動していたことはよく知られていますが、『西日本新聞』がこれに関して最近短い記事でまとめていました。
「岸信介を傘下に納めた」米の戦略 双方の思惑が築いた蜜月関係 - 西日本新聞

朴槿恵も独裁者だった父の真似。
韓国、歴史教科書の「国定化」復活を決定 「青少年に正しい国家観」求める背景は

前回も触れた韓国のデモ。
국정교과서 반대 국민대회 열려…청소년들도 거리로 - 경향신문

反動家の連中が政治権力によって教育統制を行い、学問や教育の世界での自由で民主的な議論を抑圧し、それに対して良識ある人々が抵抗するのは、むろん韓国も日本も同じ。

SEALDsを的確にstylischと呼ぶドイツの記事。BBCの記事も、60年代の暴力的な運動と対比。
SEALD: Japanische Studenten protestieren gegen die Regierung - Gerechtigkeit - bento
Japan's student protests: To the barricades in designer gear - BBC News

民主主義を超える民主主義が理論において対自化されるとともに、それは諸個人の即自的な実体として形成されています。自由と民主主義を自分の存在そのものと不可分に語る若者がいまやグローバルに歴史に現れつつあることを痛感します*。

*ストリートデモクラシー、カウンターデモクラシーのうねりに対して、それを越えている自分を空想する人、それを空想のなかで否定しようとする人が、ヘイトスピーカーと同じ社会空間をつくっている病理は、この社会が破壊すべき桎梏にすぎません。
by kamiyam_y | 2015-10-23 04:04 | 民主主義と日本社会