さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

原発利権の解体を(補足その3)

電源喪失が核燃料棒と格納容器の破損を招き、放射性物質が放出されるというシミュレーションを掲載した報告書を原子力安全基盤機構が去年の10月にまとめていたにもかかわらず、東電はこの内容を知っても対策をとらなかったのだと。人命に対する危険に対していかに低い意識で組織が動いていたのかまたもや立証されました。

「電源喪失で容器破損」東電報告書検討せず : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
原子力安全基盤機構が「電源喪失なら圧力容器破損」 | Internet Zone::WordPressでBlog生活

これは精神的自由に対する侵害です。

asahi.com(朝日新聞社):放射性物質予測、公表自粛を 気象学会要請に戸惑う会員 - 社会

「日本気象学会が会員の研究者らに、大気中に拡散する放射性物質の影響を予測した研究成果の公表を自粛するよう求める通知を出していたことが分かった。」

「新野宏理事長(東京大教授)名で学会の関係者が不確実性を伴う情報を提供することは、徒(いたずら)に国の防災対策に関する情報を混乱させる」「防災対策の基本は、信頼できる単一の情報に基づいて行動すること」などと書かれている。」


ひでえな。政府が政治的実践において単一の指示を出すべきことを理由にして、研究者が自由に多くの研究成果を発表することを禁じようってんだから。国家権力による「情報統制」という民主主義の圧殺が必要なのでは断じてありません。自由な学問と自由な表現にもとづく人民の民主主義的関与がなければ国家権力が誤った方向に暴走しても正されないのです。
by kamiyam_y | 2011-04-05 00:21