さっぽろ地下鉄のなかでマルクスを呼吸する、世界を呼吸する

9月21日

お休み、おはよう、今日わ。

台風が過ぎたそのあとの一昨日、20時過ぎくらいでしたか、南郷7丁目にいたら、すんげえ雨、突如。少し心躍る豪雨。ビルの出入口やらコンビニに避難しつつ、その間、雷20連発。20は嘘ですが、何度も照明弾みたいに(見たことないですけど)明るくなったり。遠くが光ると数秒後にゴロゴロ音が来る。

今日は大雨のおかげで大気が澄んだのか、遠くまで見える気持ちのよい天気。家帰ってから、PASPPO☆と大森靖子聴いてた。

マイケル・ジャクソンへのオマージュ。ゾンビメイクがかわいい。


欅坂46の元歌とはまた違う解釈で、好きな曲。反体制的な歌詞がb素晴らしい。みんな声を上げろ。




# by kamiyam_y | 2017-09-21 22:45

アベノミクスの行方

15回も会っていて信じられないよな。前川氏と総理=首相補佐官とウソをついているのはどっちかな。

さて、合衆国のイエレンFRB(連邦準備制度理事会)議長が資産の縮小を打ち出し、ECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁も緩和縮小の方向を発表し、リーマンショック後の金融緩和の流れからの出口を探る動きが欧米で模索されつつあります。

記事にあるとおり、マネーの急激な移動による混乱を避けるため、慎重に進めていく必要があります。日本銀行はどうなんでしょう。キャリートレードやサムライ債の反省の上に国際的に歩調を合わせなければいかんでしょうし。

で、日銀総裁は6度目の目標実現の延期を表明。6度目の敗北ですね。いい加減敗北宣言すべし。

東京新聞の21日朝刊の一面記事の見出しがずばり「アベノミクス限界」でした。

日銀が国債を大量に買い続け、市中銀行の日銀当座預金残高を増やしても、その一部にマイナス金利を課しても、貨幣量が価格を規定するという考えがそもそも倒錯しているので失敗しつづけるでしょう。

経済は「心理」の問題じゃないっちゅうに。

金融政策で資本主義の基本的諸法則を止揚することはできません。

財務省のサイトから「平成29年度末(見込)の国債・借入金残高の種類別内訳」を見てみましょう。

2017年度末(見込)の内国債の発行残高は965兆円。GDP2年分ですね。日銀の「営業毎旬報告」もチェックしておきます。

すごいなあ~。日銀の資産の膨れ方。2017年7月10日現在で428兆円の国債を保有し、総資産は503兆円。政府が国家紙幣を直接発行するのではなく中央銀行が銀行券発券を独占し中立的に金融政策を行うという建前を破って、政府が日銀を国債発行のための国債発行の、財政赤字のための財政赤字のツールに利用している実態がうかがえるように思えます。

# by kamiyam_y | 2017-07-25 23:09

都議選

「歴史的」でしたね。森友、加計、読売新聞、薬物レイプ、自衛隊コネ化、もちろん共謀罪、憲法弄び改憲論など、これで鉄槌を下さなければ日本の民主主義は死だべ、っていうこのタイミングでスカッとしたわ。

都議選は自民が歴史的大敗、国政に影響必至 | ロイター | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

といっても、自民が大敗したことを評価しているのであって、右翼性を隠してすがすがしさを演じている小池百合子に積極的な意義を認めるものではありません。日本会議との関係は次の青木理の一文が参考になります。

# by kamiyam_y | 2017-07-03 23:23

Women's March

国会における籠池証言に対する反論で終っている(4月2日時点)昭恵のFBはこちら。証人喚問に対してFBで反論することが卑怯であり、与党議員がこの反論を予告したのもおかしいことはもはや言うまでもないとして、雲隠れ前のこの文章が昭恵本人の手によるものではないことはほぼ確証されています。知らない人は調べるように。

今回の国有地払下げ等をめぐる事件について昭恵に絞って言えば、問題は私人の事実上の政治システム化にあります。普通の言い方をすれば権力私物化。総理の身内でしょ、ただの。勘弁な。妻が関与してたら辞めるとか言った総理以下総辞職もんだっぺ。権力の腐敗は戦前の軍国主義にも共通しますから甘く見ないように。これを追求しきれないメディアも野党も、命かけてここは踏ん張ってくれればと切に願うところです。

また、昭恵における脱原発と国粋主義の併存は進歩と反動の併存にみえ一見不可思議ですが、これも神秘主義的なエコロジーと前近代回帰のロマン主義との親和性と考えれば分かりやすそうです。無防備な文明批判、自然賛美が、過去にあったと想定される共同体の崇拝に転換してしまうわけで。戦前回帰の腐敗したロマン主義、それは現代日本の基礎的フレーム、進歩と発展(と矛盾に潜む未来)の根源を否定しようとする幻想ですが、それに共感してしまう。

この点は、中島岳志「ナチュラルとナショナル 日本主義に傾く危うさ」『中日新聞』(3月28日)が参考になります。Web版はもう消えているため、読みたい方はお探しください。

もう一つ理解に有用なものとして紹介したいのはテレビ東京の3月17日の「夕方サテライト」の解説で、こちらは今でも観られます。今回の事件を右派運動にまで踏み込んできちんと解説しているので、「日本会議」なんて聞いたことないという人はぜひご覧になるといいかと。

山口弁護士らによる抗議書です。偽証罪の意味を知らない人たちが権力を握るなんて法治国家を壊す恐怖ですね。「スラップ証人喚問」という言葉が与党が証人喚問を行った意図の本質を突いていると思います。最後の付言が効果的な締めになっています。

突然キスを始めたカップルが見る間に服を脱いでいきます。

他人の車のボンネットの上で髭のおじさんと太めのおばさんが、コインランドリーで女性カップルが、オフィスで黒人男性と白人女性が、最後にバスのなかで高齢者カップルが体を求めあって周りの人を驚かしています。私が一番気に入っているのは、どれもいいんですけど、あえて言えば、ビアンカップルかな。LGBTQの他のカテゴリーも出てきた方がよかったのではと思ったりもしましたが、MVという数分の映像ですから、女子同士のエッチで、男女の境界を越えもするような個人個人の多様性を象徴させたと考えていいんじゃないでしょうか。

アリアナ・グランデAriana Grandeの新MV"Everyday"が、多様性を否定する動きへの批判となっていることは言うまでもありません。アリアナも燃えるプロテストのメンバーです。

ウィメンズ・マーチにももちろん参加。これはインスタですが、まとめ記事はたくさんあります(こことか)ので、関心がある方はどうぞ検索してみてください。

差別と闘うアメリカ合衆国人のデモにこそ人間の類的な自由な本質が鮮やかに生きています。入国禁止令に対して間髪入れず抗議行動を実施したことについて、ティモシー・スナイダーが『世界』臨時増刊号に掲載されたインタビューで「すばらしかった」と評価しており(聞き手マティアス・コルプ「アメリカ民主主義の防衛に残された時間は長くて1年」三浦元博訳、『世界』2017年4月臨時増刊、46頁)、私も同じ見解です。ホロコーストの第一級の研究で知られる歴史学者の識見は傾聴に値します。

# by kamiyam_y | 2017-04-02 01:31

無罪再審

今朝の新聞でとくに丁寧に読んだのは、道警のおとり捜査の犠牲になったナバショーラフ氏の無罪確定の報道でした。拳銃を挙げよという組織の命令のもとで実行されたおとり捜査によって逮捕され、服役までさせられ人生の大切な時間と名誉を奪われ、97年11月から19年を経ての再審無罪判決、よかったです。権力における組織の病理は個人の人生をおしつぶす威力。

UHBのニュース。テレビ番組を見たのは久しぶり。テレビを持っていないので。
ホッカイドウニュース:UHB北海道文化放送

地元北海道新聞が一番詳しかったように思いますが、WEB版はあっさりしていて、紙媒体の方が図もあって充実していました。

『毎日新聞』は、再審開始を導く証言をした稲葉元警部補に取材しています(2017年3月8日13版北海道、29面)

最後の段落に「当時を知る人は葛藤を抱えている」とありますが、関わった人たちは組織の力に服し違法な捜査に手を染め、罪なき人を生け贄にしたのですから、内面において引き裂かれ、罪悪感と「葛藤」に苦しまされましょう、まともな人なら。続けて、稲葉氏は「逮捕」はされたが、「ある意味で幸運だった」と振り返っています。不正を暴露し、いわば赦しを与えられこの「葛藤」から解放されたのですからね。

# by kamiyam_y | 2017-03-08 23:25